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みやむら動物病院の竣工, Construction of Miyamura Veterinary Clinic


ATELIER OPA and buildinglandscape designed Miyamura Veterinary Clinic.
みやむら動物病院(東京都江戸川区中央2-5-15)
アトリエオーピーエーがビルディングランドスケープと協働して手掛けたみやむら動物病院が2015年11月に完成しました。
「みやむら動物病院」は地域で人気の動物病院で、いつも診察を待つ人々とペットたちが長い列を建物の周りに作っていました。そこで移転にともない増床と効率の良い設計が必要となりました。敷地は南側道路に面した細長い土地です。みやむら先生のご要望に沿って、ここに4つの診察室と入院、手術、CTの設備を備えた部屋や、スタッフの居心地と使い勝手を重視した建築を設計することになりました。2015年2月に着工し、11月に竣工致しました。

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English article about Miyamura Veterinary Clinic by Maria Novozhilova is Here.
http://inhabitat.com/tokyos-first-multistory-building-made-of-100-wood-overcomes-rigid-fire-regulations/
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待合の時間を居心地良く過ごせるように高い吹き抜けを作りました。上層階で要求される面積を確保するために上に行くほど幅を狭めたため、パースの効いた上昇感のある断面形状になりました。日中はスリットから差し込む光がストライプの模様を内部に描き出します。1階には診査の流れに沿って待合室、4つの診察室、検査・処置室を帯状に配置しました。
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縞々の木目が印象的な内部空間には、木層ウォールの積層面をあらわしで用いています。この面には竪穴区画が必要であるため、強化石膏ボードで区画をした上で仕上用の15mm厚のLVL材を用いています。
このLVLを用いて、待合の廊下の長いベンチや、切り株のような椅子スタンプチェアをデザインしました。
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2階のトリミング室です。
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2階の手術室です。犬、猫、その他エキゾチックアニマルに対応します。
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3階にはCT室や更衣室があります。
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3階の医局サロンは仮眠や休憩に用います。LVL仕上材の内部空間には、様々な組み合わせが可能なブロック状のクッションを配置しました。犬や猫など動物が触れた時の衛生を考慮して、クッションのカバーには水分を吸収しない素材としてウェットスーツの生地を用いています。
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階段は明るい緑色です。
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工事の期間には町の人々に「美術館かおしゃれなアパートが出来るようだ」と噂されていました。しかし私たちはおしゃれな建築を目指したのではありません。敷地に合わせて機能と効率を考えてデザインしていくと、結果的にこうなったというわけです。夜になると、建物のスリットから温かい光がもれて見えます。
みやむら動物病院は、新時代の木造建築と言えるでしょう。主立面である南面外壁と、東西面外壁及び内部構造壁の一部に、構造材としてLVL(単板積層材)厚板壁による「木層ウォール」を先駆的に採用しました。これは厚さ150mmの構造体であると同時に、無被覆で外壁として一時間準耐火の大臣認定を取得している材料です。耐候性をもたせるため、LVL壁柱に透湿防水シートと通気層を傘ね、さらに撥水防腐塗装をした30mm 厚の仕上用LVL材を施しました。
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みやむら動物病院にてアトリエオーピーエーは看板からベンチから椅子に至るまでトータルデザインを手掛けました。緑色の看板は、みやむら先生のご長女が愛犬「るるちゃん」をイラストに描いたものです。今回線画で新たにイラストを起こし、ドアや壁のアクセントとなっています。
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LVL(単板積層材)からデザインした「スタンプチェア」
鈴木敏彦がLVLから作り上げたのは、スタンプチェアです。LVLの単板積層材のブロックから球体を削り取ると、まるで凹面状の切り株のような年輪が現れます。38センチ角と60センチ角のLVLのブロックから生まれた二つのスタンプチェア(Stump Chair)は、丸くくりぬいた森の切り株のようです。
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みやむら動物病院 / 建築概要

敷地住所:東京都江戸川区中央2−5−15
建主:株式会社みやむら動物病院 代表取締役 宮村卓馬 様

設計・監理:
鈴木敏彦 / ATELIER OPA + 西澤高男 / ビルディングランドスケープ
構造設計:佐藤孝浩 、池谷聡 / 桜設計集団
防耐火設計:安井昇 / 桜設計集団
設備設計:小熊理陽 / Piloties

敷地条件

敷地面積 :170.30m2
許容建坪率:70%(60%+角地緩和10%)
許容容積率:200%
地域地区:
準工業地域 / 第2種高度地区(立ち上がり5m) / 準防火地域
特別工業地区 / →敷地最低面積70m2
日影規制:2.5h-4h 測定面4m
道路幅員:
南側:16m 区道(都市計画道路) 42条1項4号道路 告示H8.8.27 267項
東側 5.45m 区道203-0770 42条1項1号道路

建築規模

構造:木造(木質ラーメン構造) 
用途:畜舎(建築基準法上の用途)
階数:地上3階建て
建築面積:118.72m2 (本体 107.52m2 自転車置場・ストック 11.2m2)<許容119.21m2
延床面積:253,40m2 (自転車置場・ストック除く)< 許容 340.60m2
1階 107.52m2
2階  91.28m2
3階  54.60m2

みやむら動物病院は、日経アーキテクチュア2015年8月10月号、新建築2015年11月号、近代建築2015年12月号、に掲載されています。また、「ウッドデザイン賞2015」に入賞しました。
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