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Opa Press 書籍『モダンデザインが結ぶ暮らしの夢』発行


『モダンデザインが結ぶ暮らしの夢』

2019年2月2日より高崎市美術館にて始まった展覧会『モダンデザインが結ぶ暮らしの夢』の図録を発行しました。タウト没後80年、レーモンド生誕130年、井上生誕120年、イサム・ノグチ没後30年を記念し、2020年3月まで2020年まで国内3か所を巡回します。質の良い暮らしを実現したデザインと建築の巨匠たちの夢と交流のあらましを公式カタログとして網羅した書籍です。

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『モダンデザインが結ぶ暮らしの夢』
大型本: 117ページ
出版社: Opa Press (2019/1/1)
ISBN-10: 4908390061
ISBN-13: 978-4908390067
発売日: 2019年2月1日
梱包サイズ: 24.6 x 19 x 1 cm

展覧会
2019年2月2日~3月31日 高崎市美術館
2019年7月13日~9月1日 東北歴史博物館
2020年1月11日~3月22日 パナソニック汐留ミュージアム
企画協力 株式会社キュレイターズ

訂正とお詫び 
『モダンデザインが結ぶ暮らしの夢』に誤りがありました。
謹んでお詫び申し上げますとともに、訂正申し上げます。
正誤表は こちら(PDFファイル 91KB)

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発行日 2019年2月1日 第1刷
編著 住田常生、小谷竜介、大村理恵子
発行所 Opa Press
press@atelier-opa.com
印刷所 シナノ書籍印刷株式会社
構成 高崎市美術館、東北歴史博物館、パナソニック 汐留ミュージアム
アートディレクション 鈴木敏彦
デザイン 舟山貴史
編集 イラスト 杉原有紀(株式会社ATELIER OPA)、

目次
ごあいさつ/失われた未来を、未来へ帰るための旅(高崎市美術館 住田常生)/モダンデザインを生み出した商工省工芸指導所(東北歴史博物館 小谷竜介)/第1章 「それは発展するのか、それとも亡びてしまうのか?」ブルーノ・タウトと井上房一郎たち 「ミラテス」を中心に/第2章 「建築は簡素で、自然で、経済的で、直截で、そして正直でなければならない」アントニン&ノエミ・レーモンド/第3章 「優良にして品質高きものとしての−ジャパニーズ・モダン・デザイン」/第4章 「私にとって必要なのは、現代の世界が要求するものと、これらの伝統を統合することである」ジョージ・ナカシマと讃岐民具連/第5章 「私たちの生きるこの世界の、自然の芸術と繋がったものなのです」イサム・ノグチの「萬來舎/ノグチ・ルーム」とあかり/主要参考文献/作品目録/年表

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モダンデザインをひもとくメモ
・旧井上房一郎邸
群馬県高崎市では1930年代より工芸運動が栄えました。地元の名士である井上房一郎がタウトやレーモンドを招き、デザインに尽力したからです。展覧会の会場となる高崎市美術館内にある井上の自邸は、東京にあったレーモンドの自邸を井上が精巧に摸して作らせたもので、和と洋を意識した空間構成と木の温かみが特徴です。

・商工省工芸指導所
1928年、仙台市に商工省工芸指導所が出来ると、東北における工芸デザインの中心地となりました。タウトや後にぺリアンら海外から建築家を招聘し、剣持勇ら日本人の若手との交流から新しいデザインとは何かを探求しました。

担当編集者より、ここが読みどころです!
7人の巨匠の展覧会の公式カタログなので、展覧会で展示する家具、プロダクト、書、絵画をオールカラーで網羅しています。レイアウトを追って手作業で作られた精巧な製品を目で愛でることもできますが、何よりも読み応えがあるのは、キュレーターの住田氏と小谷氏が書いたコラム、そして大村氏共にが編纂した1880~1993年までのモダンデザインの年表です。
同時代を生きた7人の巨匠たちは、時には戦争の足音に自分の取り組みを考えたり、時には戦後の大量生産の時代の到来を踏まえて工芸の在り方を振り返ったりしています。

ブルーノ・タウトが3年を過ごした高崎市では、アントニン&ノエミレーモンドが建築を設計しました。そしてタウトとレーモンドらが製品を販売した銀座のミラテスという店は、高崎市の名士、井上房一郎が仕掛けたものでした。ジョージ・ナカシマは日本のみならずアメリカにてレーモンドに支持します。一方、同年代のイサム・ノグチも日米を行き来しながら自分のアイデンティティを探っていました。ノグチの紹介状でアメリカに渡った剣持勇は、のちに伝統的な民芸を収集するかたわら、プロダクトデザインとして昇華させていきます。剣持がデザインしたヤクルトのかたちは知っていても、剣持が生死をかけてデザインに取り組んでいたことは案外知られていないのでしょうか。本書を読むと、日本において「デザイン」がどのように普及してきたのか、そして戦後の西洋と日本の二つの視点のはざまで、巨匠たちがもがき、夢見た歴史がわかります。『モダンデザインが結ぶ暮らしの夢』は、ここ120年の日本のデザインを総括する書と言えるでしょう。

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