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NICHE mook 02(特集・梅澤捨次郎)Sutejiro Umezawa, architect


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NICHE mook 02の2番目の特集、「知られざる梅澤捨次郎の仕事」の取材過程を紹介します。
Second special issue in the Niche mook 02 featured a Japanese architect, Sutejiro Umezawa.

梅澤捨次郎は、工手学校(現在の工学院大学)を卒業後、1911年に台湾に渡り、第二次世界大戦後もなお台湾に留まり、都市の発展に従事しました。一人の建築家の人生を、台湾取材と福岡にお住まいのご親族のインタビューで明らかにしました。「NICHE mook 02 」はアマゾンならびに台湾の紀伊國屋4店舗で販売中です。

梅澤捨次郎的建築卻在各地受到人們的喜愛,被非常悉心的保存和改修。讓我們來了解一下這個不被所知的梅
澤所做過的事吧。

“Niche mook 02″ featuring Taiwan architecture is now on Sale at amazon and Kinokuniya bookstores in Taiwan.NICHE mook 02の本の詳細と、「特集:フジモリ建築」については こちら をご覧ください。

特集2「知られざる梅澤捨次郎の仕事」

梅澤捨次郎は1911年に台湾に渡り、日本統治時代にお酒やたばこの専売局、病院など多くの建物を建てた建築家です。彼の代表作と言える「林百貨店」が2014年6月14日に台南の角地にリニューアルオープンしました。
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オープニングセレモニーに現れた、1932年の建設当時のファッションをまとったモダンガールたち。
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林デパートの創設者である林方一さん(囲み写真)を偲び、義理の娘にあたる林千恵子さん、孫の五十嵐南美子さん、そしてひ孫の小寺恭平さんが駆けつけスピーチました。司会は林百貨の林佳潓さん。林さん親子には、日本統治時代の台湾の思い出を伺い、インタビュー記事として本書に収録しています。
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そして、梅澤捨次郎先生の孫である、吉浦基紀さんと奥様の美津子さんも新装開店のお祝いに駆けつけました。「台湾から帰国した祖母に話を聞いた折には、セピア色のイメージを描いてました。実際に台湾に来ると、その話がカラー写真でよみがえったようです」と美津子さん。梅澤先生のブロマイドと並べてみました。「孫夫婦からみた梅沢捨次郎」というインタビュー記事をまとめました。
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本書では梅澤作品6 題と称し、台中医院病棟、台中師範学校本館、台南警察署、林百貨、専売局新竹支局、そして2011年から松山文化創意園区として親しまれている、松山煙草工場を総力取材しました。写真の右から、蔡龍保先生、香川浩先生、谷口宗彦先生、鈴木敏彦先生、平井充先生です。蔡龍保先生は(国立台北大学人文学院歴史学系)は、工手学校の系譜の研究者です。日本統治時代の台湾のインフラと、工手学校の卒業生についての考察をもとに、今回も梅澤捨次郎と江原節郎について論文を2本寄稿して下さいました。こうして日本から工学院大学の先生たちが毎年台湾を訪ねて、日台の絆が再び強くなるのは、実に感慨深いことです。
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集合写真に写っていないのは、写真を撮る側の人間です。中島智章先生は建築の研究者であり、本誌専属カメラマンとして、NICHEの表紙から建築の各ページを撮り下ろしました。レーザービームを額から出して距離を計測する姿がなかなか堂に入っています。また、梅澤建築を論じる、中島先生の筆がさえています。例えば上の松山煙草工場の建物は、「ロの字型平面の首藤の東側に建てられ、現在はレストランとして使用されている。切妻側に施されている2本のピラスターは何も支えておらず、様式建築のディティール満載である。」とのことです。一方私も。つたない中国語を駆使しつつ、現場と編集で頑張っています。どんな誌面にしようかと、台湾の小姐と編集の相談中です。
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特集3「台湾現代建築マップ」

2000年代の建築を中心に24作品を収録しました。平井さんが列車を乗り継ぎ、バスに乗ってタクシーに乗って、こまめに脚を運んで写真と文章をまとめたマップは建築ファン必読です。
新しいところでは、台中にて公式オープンする前のオペラハウスを皆で特別に見学させて頂きました。伊東豊雄建築設計事務所の山田有吾さん、ありがとうございました。
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特集4「台北の近代建築2題」

一つ目のお題は、1960年に丹下健三が建てた聖心女子高級中学です。聖心女子高級中学では、有りし日の建築家、丹下健三の思い出をシスター・ローズサンに伺いました。丹下都市建築設計の蔡棠華さん、粘晉榕さんに案内していただいたキャンパスは本当に素晴らしかったです。
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二つ目のお題は、1955年に陳其寛とIMペイが建てた東海大学キャンパスです。折しもチャペルではクリスマスの交響曲を楽団が練習していました。ウエハースのような壁面に響く荘厳な音色と、映りゆく光によって異なる姿を見せる網状のコンクリートは一見の価値がありました。東海大学の蘇睿弼先生には、梅澤捨次郎の松山煙草工場での役割について、最近出版した本から重要な知見を教えていただきました。
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調査は続くよ どこまでも
出版後、台中教育大学の胡豐榮先生から、このキャンパスを設計した梅澤捨次郎の新しい図面が出てきたとの連絡がありました。ぜひ調査せねば、ということで、今年、鈴木先生は工手学校研究会を起ち上げました。NICHE編集メンバーで2015年も台湾の建築を調査します。どうぞご期待ください。
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そして、もちろん台湾には美味しいものがいっぱいあります。宜蘭(イーラン)でのランチにお招き下さった、
宜蘭縣政府文化局の林秋芳さん(右から2番目)、蘭陽文教基金會の林辰峰さん(右から3番目)、台湾デザイナーズウィークの方々をはじめ、ここに書ききれない皆様にも大変お世話になりました。「NICHE mook 02」が出来たのは、一重に皆様のお陰です。また台湾でお会いしましょう!
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