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NICHE mook 02, featuring Terunobu Fujimori(特集:フジモリ建築)


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2015年5月現在、「NICHE mook 02 」はアマゾンならびに台湾の紀伊國屋4店舗で好評販売中です。
“Niche mook 02” featuring the tea house of Terunobu Fujimori is now on Sale at amazon and Kinokuniya bookstores in Taiwan.

NICHE mook02
ムック: 248ページ
出版社: ATELIER OPA
言語: 日本語/中国語
発売日: 2015/3/31
寸法: 27 x 21 x 2 cm
著者:NICHE編集部(鈴木敏彦、中島智章 香川浩、平井充、類洲環、蔡龍保、杉原有紀)

2014年、ニッチ編集部では台湾へ調査に行きました。取材にご協力して下さった皆様に心から感謝いたします。
このページでは特集1の藤森照信先生の茶室建築について紹介します。

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日本と台湾の時差は1時間。3時間半のフライトが東京と台北を結んでいます。日本政府観光局JNTOによる統計では、2013年に台湾を訪ねた日本人は140万人、日本を訪ねた台湾人は220万人を数えます。現在、多くの人が互いの国を行き来していますが、この交流は日本統治時代の1895年に始まり、1945年の第二次世界大戦終戦で一区切りを向かえました。時は流れ、当時の人々は泉下の客となりました。日本の都市は日々変わっていきますがが、台湾にはかつての建物が残されています。2014年、NICHE編集部では何度も台湾に足を運び、建築を通じて過去から未来への軌跡をたどりました。

日本和台灣存在一個小時的時差。乘坐航班只需要3個半小時,就能從東京到達臺北。根據日本政府觀光局JNTO的數據統計,2013年到訪過台灣的日本人達到了140萬人,而來過日本的台灣遊客則更是高達220萬人,現在,依然有很多的人往返於兩國之間。這種交流曾經大量存在於1895年日統時代開始到1945年第二次世界大戰期間。隨著時間的流轉,當時的人們已經離開勒人世。在日本的都市發生天翻地覆變化的同時,台灣卻將過去的建築保存了下來。讓我們隨著建築來探訪過去與未來的軌跡。
特集1「台灣的藤森照信建築」向大家介紹藤森照信在2010年到2014年期間在台灣建造的茶室作品。

特集1「台湾のフジモリ建築」

歴史家から建築家に華麗に転身し、2010年より台湾各地に茶室を建てている藤森照信先生。それは工学院大学に移った時期にもあたります。今も台湾には東大での教え子や、古くからの知り合いがたくさんいて、いつも新しいプロジェクトが進んでいるとのこと。2014年3月、忙しい合間を縫って、台湾の4つの茶室と日本の故郷の茶室に案内して頂きました。

森文茶室 2013 台北
華山1914文創園区のビルの屋上に建てられた茶室です。
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「茶室の良さとは、広い畳の上に茶器をぽっとおくところ。でも台湾ではお茶をテーブルで飲む。だからここでは巨大な白いテーブルを置いて、両側に座る場所を設けたんだ」と藤森先生。その左隣から鈴木敏彦先生、谷口宗彦先生、平井充さん、香川さん、台湾のお茶の先生。香川さんが微妙に緊張して写っているのは、やがてフジモリ論の原稿を担当することが決まっていたからでしょうか。各茶室と藤森先生に関する評論「藤森照信という回転体」の詳細は本書にて。

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望北茶亭
華山1914文創園区にて。2014年3月取材の自転ではまだ建設途中でした。その後、香川さんが夏に再訪し、巨竹の上に設置された望北茶亭の完成形を写真に収めました。
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入川亭と忘茶舟
茶室を支える5本の太い竹が入川という文字に見えることから入川亭と名づけられました。(左)今はエンジンが壊れてしまったけれど、湖に浮かべる茶室、忘茶船。(右)
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オーナーの兪瑞玲さんと范揚存さん。「藤森先生も私たちも高いところは全然怖くないのよ」と笑顔ではしごを用意して下さったのですが、高くゆらゆら揺れる足場を登るのはかなりの冒険心が必要でした。登って、下りて、からからに乾いた喉にお茶とフルーツが美味しかったです。藤森先生はこの赤い果実が大好きなのだそうです。
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老菫軒
宜蘭の羅東文化工場に吊り下げられた茶室。はしごを登ると、身をよじらないと入れない小さなにじり口が。「これは大変だ」と谷口先生。上に行くにつれて透けていく、かごのような壁面が軽やかな印象です。この壁面には、「総督府の古い工場で使っていた最高級の檜をひきなおして使っている」とのこと。藤森先生は「現場で材料を調達するのが楽しみ」と言います。
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2015年2月、長野県茅野市に再び藤森先生を訪ねました。藤森先生のすべてのスケッチとデータは、地元の茅野市美術館所蔵品に所蔵されています。ずらりと並べられた資料の中から台湾の茶室に関するスケッチを選び、NICHE mook 02に掲載しました。藤森先生から3歩下がって師の影を踏まないように資料を見ているのは中島先生です。
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東北大学建築学科での卒業作品「橋 幻視によってイマージュのレアリテを得るルドー氏の方法」のパネルを指さす藤森先生。これを作りたいというクライアントが現われて、台湾で制作しているのだそうです。20代始めに夢見たプランを、69才になって実現する話には実に夢があると思いませんか。屈託のない笑顔で、多くの人をひきつける知の巨人。その藤森先生がひいきにしている駅並びのお蕎麦屋さんで昼食をとり、いざ現場へ。
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神長館守矢資料館
1989年の藤森先生の設計です。ここを見学している間に、藤森先生が二つの茶室を開けて下さいました。
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空飛ぶ泥船
見学に来た子供達が狂喜する、まるでジブリの映画に出てきそうな茶室です。人が登り降りするたびに揺れるスリルに、ハックルベリーフィンのような冒険心が呼び起されます。
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高過庵 長野
雪深い敷地で外から写真を撮っていると、「早くおいでよ」と窓から顔を出した藤森先生。暖かな室内でお抹茶をご馳走になりました。日本的なお茶の世界はいろいろな決まり事から成り立っていますが、藤森先生の各地の茶室はもっとシンプルです。遠くから訪ねた客人をお茶でもてなし、狭いけれども落ち着く空間で一緒にお喋りを楽しむ、その基本を表しています。なんだか子供の頃に、友達の秘密の隠れ家に遊びに行った時のような感じでした。贅沢なひと時に感謝しつつ、インタビュー記事をまとめましたので、詳細はぜひ本誌をご覧ください。

特集2 知られざる梅澤捨次郎の仕事に続きます。
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