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2-9.私が卒制に負け続けていた時代
(9)新たに卒制指導プログラムを発案
私は机に向かい、年度末にゼミ生から受け取った領収書の整理を始めました。私がその年に持っている教育予算のうち、卒業研究に関わる授業費用は卒制の材料代として、学生に提供していました。
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3-1.卒制の轍
第3章 卒制の明暗
誰もが同じように卒制に取り組むのに、なぜ卒制の結果は明暗を生み出すのでしょうか。
ほとんどの学生は卒制を「自己実現の機会」と考えています。そこで、最良のアイデアから理想的な作品を制作するために、卒制を思索からスタートします。
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3-2.負けパターンのダメループ
私たちは頭ではわかっているのです。早めに研究に取り組んで何度も試作を繰り返せば、素晴らしい作品が出来るということを。
でも、いろいろな理由から実行することは出来ません。
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3-4.卒制展のバリエーションが学生を混乱させる
そして卒制展の作品群は、ますます後輩たちの思考を混乱させます。
まず目につくのは、大学が表彰した作品です。数多く並んだ作品の中で、「これがいい!」と思った作品に限って何の賞ももらっていなくて、「普通の作品でしょ」と思った作品の横に、受賞を明記したプレートが置いてあるのはなぜでしょうか。
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3-3.謎につつまれた勝ちパターン
卒制に勝つ人はこう言います。「早めに手を動かすのがコツ!」と。確かにこのアドバイスは金言です。
しかし、そうとわかっていても普通はなかなか真似が出来ません。強い意思と目標があっても、生来の性格までは変えられないからです。のんびりした人や駆け込みセーフが得意な人にこんな話が通用するでしょうか。
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