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あとがきに代えて(感想はこちら)

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「一体全体、何を、どこまで進めれば良いのか」

従来の卒制では、学生が取り組むべき全体の作業量が不明瞭だったように思います。
そこで、私は5つのステップを設定しました
そして後年、卒業生に連絡を取り、共に当時のステップを振り返りながら、
「各自が何を成し遂げたのか」をウェブにまとめました。

卒制を振り返る作業は、どこか「お礼参り」に似ていました。

卒制の勝者である、受賞者の学生たちからは「ここまで進めたのか!」という驚きの
作業量を改めて聞き出すことが出来ました。

そして、惜しくも賞に届かなかった学生たちからは、「パンドラの箱に封じ込めていた
思い」を改めて聞くことになりました。
それは、ゼミの担任として、再び身が斬られるような思いであったと言わざるを得ません。

というのも、卒制が終わったあと、卒業式や謝恩会でもこの種の話はしないからです。
先生は受賞者に「良かったですね。おめでとう」と声をかけて互いに喜びをかみしめます。
しかし、卒制の敗者たちと「なぜ私たちは負けたのか」という反省会を開いたりはしません。
「なぜダメだったのか指摘するのは、傷口に塩を塗りこむような行為だ」
「今さら振り返ってたところで、何も変わらない」と、思うからです。

そこで、先生も、学生も、卒制にまつわる鬱屈した思いには漬物石で蓋をして、
卒業のリボンをかけたあと、密かに深い地中に埋めてしまいます。
でも数年後、そこには青々とした葦が生えてきます。
葦の葉は、さやさやと風に揺れて「卒制に勝つ方法は無かったの?」とささやくのです。

「原稿にまとめてみたら」
「この経験を無駄にしないで」
「ウェブで公開すれば、みんなが読める」

こうして、このサイトは出来上がりました。
やっと今、卒制に対する肩の荷が降りた気がしています。
このウェブでゼミ全員の作品を紹介することは出来ませんでしたが、
杉原ゼミの経験が、どこかの誰かの役に立つのなら、これ以上の喜びはありません。


杉原ゼミ2006年度の集合写真。普段着と、スーツ編。
どの学年の皆さんとも、いつかお目にかかりたいです>ALL

続報!「卒制に勝つ!」の読者から、三菱の卒制コンペのグランプリが誕生。

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