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4-5.学生タイプ5 ストイックに制作まい進型

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第4章 典型的な出費レポート

学生タイプ5 ストイックに制作まい進型 (別名:卒制の勝ち組)

卒制のライバルは二人います。一人は、自分の中にひそむ弱い自分です。そしてもう一人は、クラスで一番出来る学生です。このタイプはどんなペースで過ごしていくのかを見てみましょう。

  • 新学期:自分の長所は、締め切りから逆算して計画をたてられるところ。短所は、つい自分に甘くなってしまうところです。卒制では気をひきしめて、前倒しで取り組むしかありません。勝負は前期から始まっています。試しに材料を買って、小さなモデルを試作してみました。(←出費:材料費)
  • 先生とゼミの皆がほめてくれたので、やる気が出てもう1回作ってみました。先ほどのモデルを大幅に改良しました。(←出費:材料費)
  • 今度は先生からダメ出しが出たので、何が悪かったのか考えてみました。みんなはまだテーマ選びに夢中ですが、自分は試作用の素材をネットで取り寄せて、本番さながらの制作を行いました。(←出費:材料費)
  • 卒制ベータバージョンが完成したので、中間発表では実際に動かして見せて、みんなの度肝をぬきました。そんな折、春から続けていた就職活動が実り、内定がもらえました。
  • 夏休み:さらに研究を頑張るつもりでしたが、つい休んでしまいました。
  • 後期開始:いろいろな先生にこまめにコンタクトを取って、研究の問題点を指摘してもらいました。予想通りのアドバイスもあれば、自分のテーマを理解してもらえないこともあって、ちょっと落ち込みました。でも、いろんな意見があって当然だと思います。大幅に改良してみました。(←出費:材料費)そして、きついコメントをくれた先生に見せに行ったら、非常に良くなったと言ってもらえました。
  • 年末:自分で試作して荒かった部分を、業者に発注しました。
  • 1月:作品が綺麗に出来上がってきました。(←出費:外注費)展示に合わせてディスプレイの部品を買い足し、卒制が完成しました!(←出費:展示費)

診断:学年に必ず一人は用意周到なタイプの学生が存在します。教師としては、この学生の爪のアカを煎じて教材にしたいぐらいです。作っては考え、作っては見直す。この繰り返しを研究と言います。優秀賞に最も近いところにいる学生は、材料に投資するたびに素材と形態の有りようを学んでいきます。講評日の栄光は、こういった学生の頭上に輝くのです。

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