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4-7.予算を制する者が卒制を制する

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卒制のリスクを管理するには、予算を上手に使う以外に方法はありません。
卒制で勝つカギとは、お金を使う勇気に尽きます。
従来言われてきた「自分を信じろ」「一生懸命頑張れ」といった精神論的なアドバイスや、「才能」「センス」といった言葉では、全体の作業量はつかめません。また、いくら頑張ってみても用意周到な優等生のようにふるまうことは容易ではありません。

しかし努力すれば、優秀賞をもらった学生のようにふるまうことは可能です。単に計画的に予算を消化すれば良いのです。例えちゃらんぽらんな学生であっても、案外マジメな学生であっても、
お金を使う決断力さえあれば優秀賞を狙うことができるのです。

自分の消費能力を把握しよう
いったんここで、自分がお金を使うためには、どのぐらいのモチベーションが必要なのかを調べましょう。

(1)まず始めに、あなたが気軽に使える金額を調べます。
 これは、あなたが「必要に迫られた時に気軽に使える金額」を意味します。
(2)次に、前述の授業課題に費やした時間を思い出して下さい。
(3)あなたが卒業制作で予定している予算はいくらですか?
 分からない人は、あなたの学科の友人や助手に目安を尋ねてみましょう。 
(4)これまでに出た数値を計算します。
 (3の金額)÷(1の金額)×(2の期間)=これが、自分のペースでお金を使いきる日数です。

例えば、3ヶ月の課題で2千円を使っていた人は、これまで通りの制作ペースで卒制に臨むと、卒制の予算を消化するのに、なんと12年と半年もかかってしまいます。
 しかし実際の卒制に取り組む時間は、前期の4月から翌年の2月まで、賞味11ヶ月しかありません。予算を11ヶ月で分割しても、毎月9千円を消化しないと、予算を減らすことが出来ないのです。あなたには、毎月9千円を卒制に使う勇気と覚悟が出来ていますか。

桁違いのお金を短期間に使う難しさ

「大金だからこそ、有益に使用しなくてはいけない」という常識に捕らわれていると、卒制の決断力が鈍っていきます。いつまでも出費を回避していていは、予算を消化することが出来ません。卒制に勝つためには、このあたりで発想を転換する必要がありそうです。昔の日本には「節約は美徳だ」という教えが存在しました。100円ショップで買い物をすると、賢い消費者の気分を味わえるのはそんな時代の名残だと言えるでしょう。しかし卒制に勝つためには、堅実かつ確実に予算を消化していかなくてはいけません。卒制を駄作に終わらせないために、段階的に出費する計画を立てましょう。

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