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8-1.「駆け込みダッシュ派」の傾向と対策


第4章にて、学生のタイプを5つに分けて卒制におけるお金の使い方を解説したのを覚えていますか。
本章では、さらに、それぞれの学生が陥りやすい制作の傾向をもとに明らかにして、対策を講じます。

まずは「駆け込みダッシュ派」、別名「時の過ぎ行くままに型」から解説します。

第4章「時の過ぎゆくままに型」の出費レポートはこちら

あなたは、締切ぎりぎりまで考えて、徹夜で制作するタイプですか。
自分のことを「追いつめられてから力が出るタイプ」と自負する学生は、「卒制も最後にはなんとかなるだろう」と思っているのです。しかし、卒制には直前ダッシュは通用しません。

締切に対する焦燥感が良いアイデアを生むのは、制作条件が限定されている授業の話であって、自分ひとりでプロジェクトを組み立てる卒制では、アイデアだけに固執していては前に進めないのです。まず始めに、これまでの授業における先生と学生の役割を整理しましょう。

    先生の役割(プロジェクトマネージャーとして管理する)

  • 導入(テーマ説明)
  • 課題(制作条件の設定)
  • 材料(紹介)←コストを意識
  • 技術(加工技法の指導)
  • 時間(〆切の決定と延長)←納期を管理
  • 講評(最適な解答の選出)←品質を管理
    学生の役割(プレーヤーとして制作する)

  • 学習 (テーマの解釈)
  • 発想 (アイデア)
  • 作業 (材料選択×加工)

管理能力の高い先生ほど、授業を円滑に運営するために、授業目的と内容、そして成績をつけるための条件をあらかじめ設けています。一度シラバスを見てみましょう。「この授業の目的」や、「到達目標」が明記してあるでしょう。
また、抜かりなく授業の準備を行う先生ほど、半期十五週間の授業内で起こりうる障害も想定しています。ですから、学生はプレーヤーに徹して、ぎりぎりまで考えたり作ったりしていれば良いのです。
締切や、授業を進行する枠組み、迷った学生の背中を押すアシスト方法は先生が分担しているので、学生は自由にアイデアだけをふくらませて発表し、競うことが出来ました。

しかし卒制では、学生がすべてをお膳立てしなければいけません。今まで先生が担っていた役割までも担当しなければいけないのです。それなのに、これまでと同じく学生の立場でアイデアを練ることにだけ固執して、その前提となるテーマや道具や材料や到達目標やペース配分といった諸条件をないがしろにしていたら、果たしてそのプランはきちんと遂行できるのでしょうか。

それでは、具体的な対策を述べていきましょう。

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