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2013イタリア国際交流とコンペ、パレルモ編


2013年9月29日~10月6日 イタリア研修でパレルモ、レッコ、ミラノに行って参りました。
工学院大学建築学部の有志6名と参加した、国際設計コンペ、コンパッソボランテの報告です。
南イタリアのシチリア島は、10月と言えどもまだ夏の暑さです。カテドラルの前でジャンプ!
息を呑むほど壮麗で細かな教会建築。イスラムのタイル床と、ビザンチンとロマネスクの構成が融合したモンレアーレの大聖堂。

案内のシモーナ先生曰く「暗黒時代の名残が列柱の装飾からわかります」修道院の庭で中世に思いを馳せて。

パレルモ大学の校舎は、建築学部のアントニオ・デ・ベッキ先生が20年前に設計しました。

街中の校舎(パラッツォ・キアラモンテ、palazzo chiaramonte)のホールはカルロ・スカルパが修復しました。「この木組みがスカルパっぽい」と鈴木先生とデベッキ先生。

コンパッソボランテ2013展示会。この半年間、チーム3人で知恵をしぼり、力を合わせて仕上げたポスターのプレゼンテーションです。

渡辺隼、飯田昂平、川合遥香
「East meets West “Corridor”」

敷地の舟倉庫の屋根や柱を一部残し、間引いた場所に新たな大架構空間を築きます。東西に伸びるのは巨大な「コリドー」。この廊下づたいに、マカオの過去を彩る歴史のギャラリーから、未来を作るインキュベーションセンターと歩を進めることが出来ます。また、環境に配慮して、屋根の開口部からの自然換気、床下で海水を循環させるパイプ、日射を遮るガラスを組み込みました。今年の参加チームは16チーム。他の案と見比べながら、審査結果を待ちます。

その二日後、コンペ結果が発表になりました。今年は惜しくも入賞ならず。漏れた理由を、審査員のアルフォンソ・シナトラ先生に解説してもらいます。「屋根にコンクリートを用いるのなら、この厚みはどうかな」 技術、デザイン、創造性の総合力が問われる設計コンペでは、選ばれなかった理由を真摯に受け止めるのも勉強のうちです。

佐藤創一、會田圭、伊藤眞子 「Bamboo City」
既存の舟倉庫にある天井のビームを延長して、水上に都市を作る提案です。中国固有の素材として竹に注目し、竹炭でパーティションを作り室内の湿度をコントロールしたり、竹炭を混ぜたコンクリートを建物の基礎として用い、海中で不純物を吸着させたりする、素材と環境に循環を作り出す建築を描きました。水上の舞台では中国文化の獅子舞を、レストランや屋台ではマカオのストリートフードを味わえます。

パレルモ大学でのレクチャー。テーマは建築における技術と持続可能性です。

英語のスピーカーも、イタリア語で「ボンジョルノ・ア・トッティ(皆さんこんにちは)」と始めるのがお約束。日本の折り畳み文化(着物や風呂敷、鈴木先生の空間建築)について話したところ、日本文化に対する理解が深まった様子でした。

というのも、前日の親睦ディナーにて、お世話になった先生たちには風呂敷、学生の皆にはこけしせんべいを用意し、我々は浴衣と甚平で臨んだからです。さっそくスカーフとして巻いてみた、ミラノ工科大のロベルトさんとマカオの審査員ジョセさん。パレルモ大学のシモーナ先生とエルサ。こけしのiPhoneカバーを使っているのよ、とミラノのアンジェリカ。

手堅く入賞したミラノ工科大学のピエールパオロやジュリアたちと、折り紙伝道師の眞子さんチーム。

「ビューティフル!日本ではいつも着物を着てるの?」といろいろな質問が寄せられたそうです。他の晩にも食事に連れ出してくれた、ミラノ工科大学の学生たちのホスピタリティと英語力にはいつも感心させられます。

平均年齢20歳と若いのに優秀なシンガポール・ポリテクニクの学生たちと。

シチリアの新鮮なオレンジジュースを楽しむバイオレットとはるかさん。牛肉のハンバーガーにコロッケ等パレルモは美食が満載です。

エキゾチックで広大な植物園にて、大木の陰に隠れる6人。

この後のミラノでの授賞式、および3年間のミラノ国際交流については、ムック「NICHE」のイタリア特集として出版しました。
NICHE2014新刊のお知らせ

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