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「水のアートとデザイン」コニカミノルタ エコ&アート アカデミー



コニカミノルタ エコ&アート アカデミー 2014公開講座 supported by very50
「水のアートとデザイン」 杉原 有紀

2013年12月4日、都内で開催の講演会にて、ウォータードームから新作まで、水の活動について話しました。

「流水がスプーンに当たると、薄く透明な水膜を作り出します。
その下に手を入れると、濡れない空間がありました。
だんだん水量を増やして、水のドームの直径を拡大し、
人間の五感に対して、水を提示する方法を研究しました。」

「1994年の『Jellyfish』は、 水膜に映像を投影するインスタレーションです。
1998年の『かぶり型水ディスプレイ』は、直径60センチの中空の水膜に頭を入れる体験型装置です。濡れない不思議な感覚を楽しむことができます。」
「1999年から各地で11回展示した『ウォータードームプロジェクト』では、直径7mの水ドームに映像を投影しました。内部に脚を踏み入れると、全身で水への没入感を味わうことができます。大型のウォータードームの開発では、水をドーム状に丸くするために様々な実験と工夫を重ねました。」

1999年発表のウォータードームプロジェクト・イン・スパイラル 「Water dome project in Spiral」

「現在、世界中で淡水資源が不足しています。アートは問題解決にはなりえませんが、人々の視点を変えることが出来ます。例えば、透明で丸い水のドームを体験すると、水の価値を改めて認識するきっかけが生まれます。歯磨きの時に流しっぱなしにすると1分間で約12リットルの水がムダになります。この水を止めたり、生活を変えたりすることは可能です。

2011年の東日本大震災の後に私達の水に対する意識は変わりました。実際には水を組んでポンプで循環していても、大型のウォータードームは大量に水を消費しているように見えます。いくら楽しいエンターテイメントであっても作りにくい状況になってきました。そこで、誰もが家庭の台所やお風呂場など、蛇口の下で楽しめる、小型の噴水を開発しました。」

大型のウォータードームから、小型の水膜への回帰と開発 「Development history of the drinking fountain」


2013年、レクサスデザインアワード受賞の ドリンキングファウンテン  「The drinking fountain」

最後に、新作の噴水の話で締めくくりました。「新しいデザインは技術と素材の組み合わせから生まれます。しかし、そのコンセプトは、時代が変わっても古びないものでありたいと思っています。」

20年来の水の開発秘話に、主催者や来場の方々から「プロジェクトXみたい!」という感想を頂きました。私自身、これまでの活動を振り返って、あらためて透明な水を使った取り組みにワクワクしました。ご参加下さった方、主催者の皆様、ありがとうございました。

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