作品リストList of worksElenco delle opere / 2-5 素材と空間のかたちForms of materials and spaceForme di materiali e di spazio
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PIPE HOUSE 配管の家PIPE HOUSEPIPE HOUSE
1997
PIPE HOUSE 配管の家Pipe HousePipe House
東京都世田谷区のマンションの一室を1997年にリノベーションを実施した。13階の角部屋で、窓からは新宿の超高層ビル群が見える。この一室をすべて配管で構成した。ぼくにとって配管とは、一才の無駄も装飾もない、機能的に構築されたシステムだ。この工法で建築を構成したいと思った。
はじめに既存の床、壁、天井のボード類、ユニットバス、キッチンを解体して取り除き、コンクリート躯体現しの壁と天井に戻した。次に新しい設備配管と電気配線工事を「プラグイン」して、床には真っ白なロンリウム(ビニル床シート)を敷いた。ここに、不要なパイプや使用済みのガスメーター、水道の蛇口などの廃材を集めて家具を制作した。
パイプ製のテーブルにはガラス板を載せ、合板の座面を付けたパイプ椅子の背もたれには水道の電気メーターをつけた。ベッドの横のパイプ製のシャワーカーテンはパーティションの役割を果たす。こうしてゲームのようにキッチン、シャワーブース、曲面壁、クローゼット、棚、照明を配管で組み立てた。
蛇口の中には水が出るものと出ないものがある。友人の外国人カメラマンが撮影すると海外のメディアでも人気の一室となり、オーナーはアマチュア無線のセカンドハウスとして使用したり、事務所として貸し出したりしていた。建築の廃材をリサイクルしたので、ローコストのリフォームであることはいうまでもない。
配管とは給排水やガスや空調のパイプ、ダクト、継手、バルブや、その設備と構造体を指す。室内に配管を露出させると、コンクリートの打ちっぱなしと同様に無骨でインダストリアルな雰囲気が生まれる。配管を壁や天井で隠さない分、室内を広く使えるメリットがある。
In 1997, I executed a low-cost renovation utilizing exposed piping and recycled scrap materials as both the structure and furniture. This space, which highlights the functional beauty of the pipes and recycled materials, captures the raw, visceral atmosphere of a late-90s Tokyo apartment.
Nel 1997 ho eseguito una ristrutturazione a basso costo usando tubazioni a vista e materiali di recupero sia come struttura sia come arredo. Questo spazio, che mette in luce la bellezza funzionale dei tubi e dei materiali riciclati, cattura l’atmosfera cruda e viscerale di un appartamento di Tokyo della fine degli anni Novanta.
- 撮影PhotographyFotografia
- 加藤嘉六Karoku KatoKaroku Kato
- 所在地LocationLuogo
- 東京都世田谷区Setagaya-ku, TokyoSetagaya, Tokyo
- 掲載In the bookNel libro
- p.526–535




